社会に通用するスキルを身に付けるため、アナウンサーからIT企業へ転身

クラフの広報担当として活躍する宮本さん。前職でアナウンサーを務めた彼女が、IT企業へ転職した理由はなぜだったのでしょうか。背景にあったのは、「手に職をつけ、社会に通用するスキルを身に付け」たいという想い。

宮本さんのキャリアとこの1年の取り組みについて伺いました。

ー前職と現在の仕事内容を聞かせてください

宮本:現在クラフでは広報として、取材のアテンドやホームページ・SNSの更新、外部との交流などを担当しています。

前職では、宮崎の放送局でアナウンサー・記者として働いていました。約4年間在籍したのですが、当時は営業やディレクターといった方々がすべて段取りをしてくださり、自分は原稿を「話すだけ」の環境でした。もちろん、きちんと役割が分かれ、自分の仕事に注力しやすい点はとてもありがたかったです。一方で、1人の社会人として自分を客観視したとき、スキルの乏しさに不安を覚えていました。このまま年齢を重ねたときの未来像が、イメージしづらいなと。それならば、自分で手に職をつけ、社会に通用するスキルを身に付けようと考え、転職を決意しました。

クラフへ転職を希望したのは、働き方や会社の取り組みに魅力を感じたからです。クラフの存在自体は2018年頃から知っていました。当時はまだ10名程度の規模だったと記憶していますが、「面白いことをしている会社だな」と印象に残っていました。転職活動の際にあらためてホームページを閲覧すると、本社の移転やソーシャルディスタンスオフィスの採用、リモートワークへの積極的な取り組みなど、興味を惹かれる話題がたくさんありました。ここでなら自分が目指す働き方やスキルアップを実現できると考え、応募しました。

ーこの1年、努力したことは何ですか?

宮本:スキル向上という観点では特段努力した自覚はありませんが、ひたすら全力疾走した1年だったと思います。

入社当時はITやセキュリティの知識はおろか、広報業務を担当することも初めてだったので、まずはインプットから始めました。同時に、SHIFT広報室をはじめ様々なところへアポイントを取って訪問したり、メディアにリリースをかけたりと、実践の中で業務やスキルを身に付けていく毎日でした。

強いて大切にしたことを挙げるなら、「まずやってみる」こと。周りのサポートもありましたが、わからない領域でもまず挑戦することで、学びや経験の幅がどんどん広がっていきました。

ー入社後に苦労した場面と、どのように乗り越えたかを聞かせてください

宮本:まだ入社して1年足らずなので、苦労よりも試行錯誤という表現がしっくりきます。

ただ「何をしたら良いかわからない」「成果が見えづらい」ことには葛藤を覚えました。広報の仕事は、直接売上に貢献したり成果を数字で表したりするのが難しい業務です。自分がしていることが、本当に会社のためになっているのか、自問自答した時期もありました。

それでも人と人を繋げることで仕事に結びついたり、広報活動によって応募者の質が変わったといった声を聞くと、会社の役に立っていると実感でき、前向きに仕事へ取り組めるようになりました。最近では広報の仕事は中長期的に会社に貢献していく業務だと考えています。

ーこれからの抱負や未来への展望はありますか?

宮本:まずは広報の土台作りをしていきたいです。クラフの特徴が標準化・仕組み化による属人性をなくすことなので、広報にも取り入れられる部分は取り入れていきたいですね。

「私にしかできない」と言われることはうれしくやりがいを感じますが、これからクラフが大きくなっていけば、1人で取り組む範囲には限界があると思います。仲間が増えた時に、それぞれの個性を出しつつもイチから試行錯誤しなくて良いように、この1年でもがいてきたことを整理して体系化していきたいですね。

ー最後に、クラフの良さをみなさんに伝えるとしたら何でしょうか?

宮本:一番は働きやすさだと思います。もちろん「やるべきことに取り組んだ上で」ですが、休むことに後ろめたさを感じなくて良いのは、クラフの魅力だと思っています。全員がしっかり休みを取れる環境が用意されているので、子育てや介護など休まざるを得ないことが多い方でも肩身の狭い思いをせずにしなくていい。それはとても素敵なことです。私自身も、定期健診の通院や家庭の用事など、自分や家族を含むプライベートを大事にできるようになりました。在宅勤務を活用することで、通勤時間を含め仕事のために拘束されるトータル時間が短くなったのも、働きやすいと感じるポイントです。

それから社内全体で生産性を上げようという意思がしっかり統一されています。残業時間もしっかり計測され、少しでもオーバーすれば業務時間内で仕事を終わらせるための議論が行われます。自然と生産性を上げる方向へ意識が向きますし、オンとオフがしっかり切り替えられるのもクラフの良さではないでしょうか。

インタビューの最後に宮本さんは、「クラフは個人を信頼してくれる会社だ」と話してくれました。業務の面では標準化や仕組み化といった生産性を向上させる取り組みを進める一方で、会社のビジョンや方向性は自由度が高い社風だと言います。

宮本さんが「まるで白紙のルーズリーフに書き込んでいくようだ」と表現するように、個人が判断する余白が用意されているからこそ、新たな発想や柔軟な事業運営を実現できるのかもしれません。それは会社が社員を信頼しているからこそ。ここも、クラフという会社の大きな魅力と呼べそうです。

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