結婚を機に、営業職からセキュリティエンジニアへ

クラフへ入社してから2年半が経過した鳥越さん。
これまでのキャリアでは工場での開発や建設関係の営業に従事してきましたが、結婚を機にクラフへ転職。異業種からの転職に、戸惑いや苦労はなかったのでしょうか。これまでのキャリアや転職の経緯、現在の働き方について話を伺いました。
ーまずは、これまでのキャリアと転職を決めた経緯を聞かせてください。
鳥越:社会人になってから、工場で自動車関係の部品開発を担当しました。約5年間勤めた後に転職し、建築関係のレンタル会社で営業として働きました。
営業として約1年半勤めたのですが、建築関係という仕事柄、早朝から仕事に対応する場面も多く、なかなかプライベートの時間を確保できないのが悩みでした。ちょうど結婚をするタイミングで家族との時間も大切にしたいと考えていたので、転職活動を始めました。
ー転職先にクラフを選んだ理由は何だったのでしょうか?
鳥越:転職活動を始めた時期は、ちょうどコロナ禍が深刻化したタイミングでした。社会でも新しい生活様式が取り入れられ、在宅勤務への関心が高まっていました。
クラフは宮崎でもいち早く在宅勤務を採用し、求人をしていた会社です。在宅勤務なら、しっかり働きながら家族との時間も大切にできます。
それから、完全週休2日制や福利厚生の面が充実していた点も魅力でした。仕事とプライベートをしっかり切り替えられる職場だったのは、選ぶうえでの決め手となりました。
ーIT系はこれまでのキャリアからすれば異業種といえます。入社後に戸惑いはありませんでしたか?
鳥越:それほど大きな戸惑いは感じませんでした。きちんと業務が仕組化されていたので、すんなりと仕事に入っていけました。社員に同世代が多く、社内の雰囲気や働き方の自由度が高かったのも、溶け込みやすさを感じました。
それから、きちんとスキルや経験を積んでいけば、年齢に関係なくキャリアアップできるのも新鮮でした。どうしても業界の歴史が長い職場は、年功序列の傾向が残っています。クラフは評価制度が定まっていて、若い社員でも頑張り次第でキャリアアップできます。切磋琢磨しながら成長できる環境は働きやすいですね。
ーでは、入社後に一番苦労した点は何でしたか?
鳥越:実行者から設計者になったときは、一番苦労しました。比較的早い段階で設計者になれたのですが、実行でのキャリアが少なかったため、作業手順を作成する際の勘どころがなかなか掴めませんでした。
ちょうど入社した時期は、新しい研修カリキュラムに移行したタイミングでした。私達が移行後の一期生だったので、まだ研修の仕組みがしっかり定まっておらず、手探りだった点も影響しました。
それでも、案件の数をこなし経験を積むことで、苦労を乗り越えていけました。
ー入社前にイメージしていた働き方や暮らし方が実現できていますか?
鳥越:はい。在宅勤務を選択できるので、時間を有効に使えています。
入社後に子供が生まれたのですが、家族で協力しながら育児に割く時間を確保できています。通勤時間がないので、その時間も家族との時間に充てられます。
妻の出産の連絡を受けたのはちょうど研修中だったのですが、事情を説明するとすぐに病院に駆けつけるよう促されました。社員だけでなく、その家族まで思いやる社風を実感しましたし、今でも印象に残っているエピソードです。
仕事の面では現在、脆弱性診断チームのディレクターを担当しています。私の年齢で複数の社員を束ねる経験を積めるのは、とてもありがたいです。責任ある仕事に取り組む中で、優先順位の決め方や状況把握の仕方など、新しいスキルを身に付けられています。
クラフは年齢に関係なく積極的にキャリアアップを後押ししてくれます。宮崎ではまだまだ古い社風が残り、年齢が優先される企業も多いですが、クラフはその意味では現代的で都会的な感覚を取り入れている企業ではないでしょうか。
ー最後にこれからの抱負を聞かせてください
鳥越:自身の市場価値を高めていけるよう、ITについてもっと詳しくなっていきたいです。知識の面でもスキルの面でも、できる範囲を広げていければと。
まだまだ学ぶことは多いので、日々の業務にしっかり取り組みながらステップアップしていきたいです。
鳥越さんのように、ライフステージに合わせて職場や働き方を変える考え方は次第に広がっています。とくにコロナ禍以降は在宅勤務が定着し、個人の選択肢が大きく広がりました。
クラフではコロナ禍を迎え、宮崎でもいち早く在宅勤務を導入。2020年に移転した新オフィスは国内初のソーシャルディスタンスオフィスとして稼動し、働く社員の安全をしっかり確保しました。
安心や安全が保証されているからこそ、働く社員も仕事に全力で注力できる。人の根源的な欲求である「安心」を守る企業の想いが、クラフの成長の源となっています。