【S4】リスクの可視化と一元管理で、情シス・セキュリティ担当者の工数を大幅に削減
サイバー攻撃の手法が多様化する中、サプライチェーンリスクが顕在化しています。大企業はもちろん、グループ会社や取引先といった中小企業もセキュリティ対策が求められる中、管理者の工数や知識・技術の不足で十分な管理・運用ができていない現状もあります。
一方、セキュリティ対策を継続している大企業にとっては、過去の脆弱性診断やSOC(セキュリティ監視)の結果を一元管理する運用コストも膨大となっています。
今回は、セキュリティのリスクを洗い出し、対策の優先度を可視化する機能や、過去の脆弱性診断やSOCの結果を一元管理する機能が好評の自社開発サービス「S4(エスフォー)」をご紹介します。
脆弱性管理の重要性・課題
昨今では、シャドーITと呼ばれる企業が把握・管理していないIT資産からサイバー攻撃を受けることが頻繁に発生しています。
さらに、生成AIの発展に伴い、脆弱性の発見から悪用までの期間が大幅に短縮されているため、早急に対策をとる必要があります。
一方、各企業のIT資産やセキュリティ管理の現状として、Excelやスプレッドシートを用いたファイル管理で行われていることも多く、管理にかかる工数が課題となっています。また、日々報告される膨大な脆弱性情報の中から自社に影響のあるものをキャッチアップし、対応の優先順位をつけていくことも、情シスやセキュリティ担当者にとって大きな負担となっています。
こうしたIT資産の脆弱性管理やセキュリティ対策に有効に活用できるのがS4です。
S4でできること
1.脆弱性管理システム
S4は、世界中のIT資産に対する脆弱性情報を自動で収集し、保持しています。
自社で使用しているサーバーやソフトウェアなどのIT資産をS4に登録いただくことで、関連する脆弱性情報のみを自動でマッチングして通知します。検出された脆弱性に関して、脅威や概要情報を確認できるほか、対応状況や担当者の管理も行うことができます。
日々自動で脆弱性情報が検出されるため、情シス、セキュリティ担当者が脆弱性情報をキャッチアップする工数が大幅に削減されます。
2.脅威情報管理システム
各種ニュースサイトや政府機関等から発信されている、脆弱性の悪用情報や攻撃手法の公開情報などの脅威情報もS4が自動で収集し、通知します。
セキュリティ対策を行う際に、脅威情報が検出されている脆弱性から優先的に対策いただくことで、セキュリティリスクをより効率的に軽減することができます。
3.脆弱性診断・SOC(セキュリティ監視)の結果を一元管理
脆弱性診断の結果はPDFやEXCELなど資料でのご案内が一般的ですが、S4では、脆弱性診断の結果を取り込み、ブラウザ上でご確認いただけます。
また、SOC(セキュリティ監視)で観測されたアラート情報についても、メールや電話で通知した内容をS4で管理することができます。
このポータル機能により、診断の結果、監視の結果、その他の資産に対する脆弱性情報を含め、すべてのセキュリティリスクを一元管理できる点がS4の大きな強みです。
4.ASM(Attack Surface Management)機能
ASMとは、組織のIT資産を、攻撃者の視点に立って外部から調べ、セキュリティ上の弱点(脆弱性)を見つけ出し、そのリスクを継続的に検出・評価する活動を指します。
S4では、お客様のドメイン情報を起点として、関連するサブドメインやIPアドレス情報を自動で収集します。収集された情報に対してスキャンをかけ、対象資産上で稼働しているソフトウェアの情報を収集し、それらの脆弱性を検出します。
前述した脆弱性管理システムは自社で管理対象として認識しているIT資産に対する脆弱性の取得やリスクの可視化に役立ちますが、ASMはS4が自動で資産を検出し、脆弱性まで洗い出すため、未把握の資産に対するリスクの可視化に役立ちます。
この2つの機能を活用いただくことで、より安全なセキュリティ対策に繋がります。

シンプルな機能、使いやすさでセキュリティ対策への一歩を後押し
S4は、1ユーザーの利用であれば無償、複数ユーザーの利用の場合は月額10万円からご利用いただけます。
また、当社の脆弱性診断やSOCサービスをご利用のお客様は、1年間無償でお使いいただけます。
S4は、セキュリティ対策に取り組めていない中小企業のお客様がセキュリティの最初の一歩を踏み出してもらうためのサービスとして開発されました。
機能としてもシンプルで必要最低限のものに抑え、使いやすさを重視しています。
セキュリティでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
<関連サイト>S4サービスサイト
https://s-4.jp