ダークウェブ(Dark Web)って何?

「ダークウェブ(Dark Web)」という言葉をご存知でしょうか?

一般のユーザーでは閲覧すらできない「闇ウェブ」とも呼ばれるサイトで、ネット上で行われる犯罪の温床として知られています。国際的な犯罪にも用いられることが多く、その危険性は各国の捜査機関もとくに重用視しているほど。

今回は、映画の世界さながらのダークウェブの概要や危険性、ダークウェブへの対処法について解説します。

ダークウェブとは?

「ダークウェブ(Dark Web)」とは、一般的な手法での閲覧はもちろん、アクセスすることさえできないインターネットサイトのこと。

ダークウェブとは?

一般的な検索ブラウザを利用して閲覧できる「サーフェースウェブ」や、パスワードや認証機能を使って閲覧できる「ディープウェブ」のさらに下層に位置しています。

その匿名性の高さから犯罪の温床として危険視されており、インターネットという利便性を使って国をまたいだ犯罪にも利用。具体的には、違法薬物や重火器の売買、個人情報の闇取引など、映画の世界さながらの犯罪が横行し、その全体像は一般のユーザーには想像すらできないものです。

どうしてダークウェブでの犯罪が広まるのか?

では、どうしてダークウェブでの犯罪が横行しているのでしょうか?

もともと、インターネットの技術は、軍事利用を目的として研究や開発が進められてきました。そのため、外部からは決してアクセスできない機密性の高い仕組みを構築することは必須事項として考えられてきました。

ダークウェブの世界では、この機密性の高さを犯罪に悪用。外部からアクセスできないということは、違法行為や犯罪行為を誰に気付かれることなく計画・実行することができます。

各国の捜査機関も摘発に向けて力を注いでいますが、サイトそのものを特定することが難しく、犯罪者は常に新しいシステムを使って姿をくらまします。そのため、犯罪者とのイタチごっこのような状態が続いてしまうのも、ダークウェブでの犯罪が横行する理由の1つです。

実際に摘発されたダークウェブの事例を紹介

ダークウェブが実際に摘発されると、国際的なニュースとして取り上げられます。

2019年にも、欧州やアメリカの捜査機関が連携してダークウェブ上の違法サイト、「ウォールストリートマーケット」と「Silkkitie(Valhalla)」を閉鎖に追い込んだニュースは、記憶に新しいものです。

中でも、史上最悪とも呼ばれるダークウェブ「シルクロード(Silk Road)」の摘発は大きなトピックとなりました。シルクロードは、アメリカを拠点にダークウェブ上で犯罪行為を行っていた闇サイトで、開設からわずか2年の間に95万人ものユーザーを集める巨大ブラックマーケットを形成していました。

サイトへのアクセスはURLからのみで、取引はすべてビットコインを使った仮想通貨で行うなど、ダークウェブの匿名性を巧みに利用して犯罪を重ねていました。2013年にFBI(アメリカ連邦捜査局)により摘発されますが、今もなおその悪名は世界中で記憶されています。

参考記事:『世界最大級の闇サイト摘発で、犯罪者は「ダークウェブ離れ」

ダークウェブへの対処法は?

では、私たちがこうした犯罪に巻き込まれないために、ダークウェブへの対処法について見ていきましょう。

ダークウェブには「近付かない・調べない・触らない」

ダークウェブへの対処法は、とにかくその存在から徹底的に距離を置くことです。具体的には、「近付かない・調べない・触らない」という3つの原則をしっかりと守ることが重要でしょう。

誤って一度でもダークウェブにアクセス(違法ツールに紛れてダウンロードされることも)してしまうと、パソコンに保存されているデータはすべて抜き取られてしまうと考えて間違いありません。また、遠隔操作によりウェブカメラを起動する行為や、位置情報を監視されるといった危険性もあります。

まずはパソコンのセキュリティ体制をしっかり整えて、怪しいURLやファイルには決してアクセスしない高いセキュリティ意識をもって対策を講じておきましょう。

まとめ

今回は、ネット上に存在するダークウェブ(Dark Web)について解説しました。

ダークウェブは一般のユーザーが閲覧できないサイトのことで、匿名性の高さを利用した悪質な犯罪の温床となっています。犯罪に巻き込まれないためや、自分の個人情報を守る意味でも、ダークウェブとは徹底的に距離を取り、しっかりとしたセキュリティ体制を構築しておきましょう。

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