セキュリティがいきわたる社会へ - S4の東南アジア展開をベトナム発でスタート
本稿は、PRtimesで配信された記事の転載です。
「DEI」への取り組みとして、セキュリティの社会課題が大きい東南アジアから、世界展開を本格始動。
宮崎発のサイバーセキュリティ企業である株式会社クラフ(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:藤崎 将嗣、以下クラフ)は、「DEI」への取り組みとして、セキュリティ・マネジメント・システム『S4』を東南アジア向けに提供することを決定しましたのでお知らせいたします。なお、東南アジア向けS4はSHIFT ASIA CO., LTD.(ベトナム、以下 SHIFT ASIA社)との協業により運営されます。
東南アジア展開の背景
東南アジアは所得の格差により、セキュリティ予算が少ない、人材と技術が未熟など、セキュリティリスクが顕在化しやすい地域と言われています。また、東南アジアにオフショア開発拠点を配置する日本国内の企業も多いことや、セキュリティに課題のある地域のサーバーが踏み台となる事例など、東南アジアのセキュリティリスクを放置することは、私たち自身のサプライチェーンリスクを放置していることと同じです。
東南アジアの人々が持つ優しさ、他人の幸せを願う気持ちの大きさが、セキュリティの社会課題を解決し、人類や地球を救う力になると信じています。
SHIFT ASIA社について
SHIFT ASIAは、日本におけるソフトウェア品質保証・第三者検証のリーディングカンパニーである株式会社SHIFTの海外拠点として、世界中のお客さまに高品質なソフトウェア開発とソフトウェアテストサービスを提供しています。2016年にベトナム・ホーチミン市で創業して以来、SHIFTの品質保証ノウハウとベトナムの優秀なエンジニアスキルを結集し、何よりも品質を徹底的に大切にしながらお客さまの開発・テストの品質向上を支援してきました。
SHIFT ASIA社との、S4の取り組み
- 2022年09月:SHIFT ASIAにてS4セミナー開催
- 2022年11月:特定非営利活動法人 ジャパンハート様の開発案件にて導入
- 2023年04月:ベトナム市場に合わせてたベトナム語の翻訳
- 2023年04月:ステージング環境構築
- 2023年05月:ベトナム発、東南アジア向けリリース
SHIFT ASIA社からのコメント
ベトナムでは、セキュリティに対する意識が高いとは言えず、安全で品質の高いサービスが少ない状況です。公共の病院や市役所などで使用するソフトウェアやアプリケーションにも、セキュリティが行き届いていない箇所もあります。
私たちは、S4をベトナム国内の企業や公共施設をはじめとして、より多くの企業・団体へS4 の導入を目指しています。また、ベトナムをはじめとした東南アジアのS4ユーザーへ向けた機能を独自に開発していきたいと考えております。SHIFT ASIAからセキュリティサービスを展開することで、より安全で豊かな社会を築く第一歩となるよう進めて参ります。
また、セキュリティが品質の一部である状況で、この活動はSHIFT ASIAが掲げるミッションの「オフショア開発にMade in Japanの品質を」を遂行することにも繋がっています。これからのS4×SHIFT ASIAによって築かれる新しい価値と社会にご期待ください。