KYUSEC MEETUP#2 参加レポート
こんにちは、松岡です。11月8日に福岡県で開催されたKYUSEC MEETUP#2に参加してきました。この記事では、そのレポートをお届けします。
KYUSECとは
KYUSEC(九州サイバーセキュリティシンポジウム)は、九州にけおるサイバーセキュリティ意識の向上、対策強化、産学官連携の促進を目指すシンポジウムで、学びの場であるとともに参加者同士の交流の場です。主催は九州セキュリティシンポジウム実行委員会です。
毎年3月のシンポジウムとサブイベントであるMEETUPを開催しています。
KYUSEC MEETUPについてはこちら
第一部「トークセッション」
第一部では、学生・若手社会人によるLT(ライトニングトーク)が行われました。
セキュリティを学ぶ学生の研究や活動の報告、セキュリティ関連業務に従事する若手社会人の実務経験やキャリアに関する発表があり、それぞれの視点からセキュリティについて語られました。
私も登壇し、クラフに入社してから一年半の間にどのような業務に取り組み、何を学んだのかについて発表させていただきました。他の参加者の発表内容はどれも刺激的で、多くの学びを得ることができました。
トークセッション後も他の登壇者と親交を深めることができ、彼らの情熱や取り組みに触れる中で、私自身のモチベーションもさらに高まりました。
第二部「実務者向けワークショップ」
第二部ではCTF(Capture The Flag)の演習が行われました。
CTFは、サイバーセキュリティ技術を競う競技で、さまざまな課題を解きながら隠された文字列(FLAG)を見つけ出すものです。ゲーム感覚で楽しみながら技術を学ぶことができます。
今回はラック社が提供してくださったCTF環境を使用し、参加者同士でスコアを競いました。普段から趣味でCTFコンテストに参加している私にとって、このワークショップはとても楽しみにしていたセッションの一つでした。
実際に非常に楽しみながら取り組むことができ、1位を獲得することができました!
第三部「セミナー」
第三部のセミナーでは、Google合同会社の内山 純一郎氏、株式会社ラックの谷口 隼祐氏による講演が行われました。
内山氏の講演では、「サイバーセキュリティの未来:九州の産業基盤とグローバルサプライチェーンの強化」というテーマで、グローバルなサイバーセキュリティの脅威に対してどのように対策を講じるべきかについて詳しく説明がありました。高度化する脅威に対応するために、地域全体が一体となって対策を進める必要性があると強く感じるとともに、連携の場としてKYUSECが重要な役割を果たしていることを実感しました。
谷口氏の講演では、「セキュリティ運用の自社対応事例の紹介:環境更改による効果と課題」というテーマで、ラック社がどのように自社のセキュリティ運用を実現しているのか、具体的に紹介されました。使用する製品や統合方法の詳細は、私自身の業務にも直結する内容であり、非常に参考になるものでした。
今回は初めてKYUSECのようなセキュリティに携わる人々が集まるイベントに参加しましたが、非常に充実した時間を過ごすことができました。
セッションやワークショップ等を通じて多くの方々と情報を共有し、意見を交換する中で、自分の視野が大きく広がったと感じています。今回得た学びやモチベーションを、今後の業務や活動に活かしていきたいと思います。