宮崎発サイバーセキュリティ企業・株式会社クラフ。創業2年で社員数60名に急拡大した、そのノウハウを公開。
宮崎発のサイバーセキュリティ企業・株式会社クラフ(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:藤崎 将嗣、以下クラフ)は、創業からわずか2年で社員数が60名を超え、加速度的な成長をつづけています。この2年間で培った成長ノウハウは、地方で企業運営するためのアイデアに繋がると確信し、本リリースで公開するに至りました。
<新入社員のサマリー>
新入社員のエンジニア未経験比率、戦力化するまでの期間、さらには入社前の状況は下記の通りです。
- 新入社員の90%がエンジニア未経験
- 未経験者でも6ヶ月でエンジニアとして戦力に
- 新入社員の75%が専門知識への不安を感じていた
- 新入社員の50%が知識習得に対する教育体制に期待してた
<新入社員のスキルの習得状況>
クラフでは、図1に示す通り、職種ごとに能力の定義と報酬が明確に規定されています。図2は、未経験で採用された社員が、時間の経過を通してどの職種に昇格しているのかを示した図です。1.5年目までは集計値、それ以降は予測値となります。
新入社員は入社後6ヶ月間を研修期間として過ごし、クラフ独自のノウハウを徹底的に身に付け、期間後は自動的に実行者となります。図2が示す通り、多くの社員が入社後6ヶ月程度で戦力化し、10%程度が実行者から設計B(ビギナー)に昇格。そして1年を経過すると30%が設計B(ビギナー)以上にまで昇格します。
1.5年目以降は予測値ですが、2年を超えたあたりで50%程度が設計B以上に昇格することが見込まれます。
<クラフの特徴な人事戦略>
クラフには「人材のミスマッチを低減する仕組み」「キャリアプランを立てることができる評価制度」「モチベーションを高めるための働きかけ」の3つの特徴的な人事戦略があります。
1.相性を知り、ミスマッチを低減する「適正試験」
クラフの入社希望者に実施しているのが、独自の「適正試験」です。パソコンを使用し、実際に近い業務を行っていただくことで、作業の正確性やスピード、論理的思考力を確認。入社希望者にとっては適正試験が「クラフでの仕事が自分にあっているのか」を見極める一つの機会となり、クラフにとっては面接官の私感を排除することで、人材のミスマッチを低減する仕組みとなっています。
2.キャリアプランを立てやすい、透明性の高い「評価制度」
クラフでは職種ごとに能力の定義と報酬が明確に規定され、より詳細に定められた定量目標・定性目標に基づき評価が行われる仕組みです。透明性の高い評価制度により、社員自身が目標に向かってキャリアプランを立てることができます。
3.モチベーションを高め、安心して長く働いてもらえる「年齢給」※年齢×1万円が月給
「安心を提供する会社で在り続ける」という、クラフの企業理念を具現化した制度がこの年齢給です。正社員は「年齢×1万円」が月給。これは「心の底から仕事にまい進するためには、まずは安心して仕事に打ち込める環境を提供するべき」と考えているためです。アルバイトや契約社員の70%が正社員になることを希望しており、年齢給が社員のモチベーションを高めるための働きかけとして機能しています。
<まとめと今後について>
エンジニア未経験の人材でも確かな教育を行い、人事戦略を綿密に実施すれば、力強い戦力として事業の成長を加速させることを、創業からの2年で証明できました。今後も引き続き、エンジニア未経験者でも活躍可能なIT企業として選ばれるよう、多彩な施策を展開していきたいと考えています。
これまでクラフでは、給与や福利厚生面をアピールポイントとしてきました。しかし、後述のアンケート調査結果にある「新入社員の75%が専門知識への不安を感じている」「新入社員の50%が知識習得に対する教育体制を期待している」という点に改めて着目して、エンジニア未経験層が抱える専門知識への不安を解消する体制を強化し、アピールポイントにまで昇華できるよう改善を急ぎます。
また、クラフで実施した適正試験の結果から、宮崎には作業の正確性と速度だけでなく、論理的思考力に優れた人材が、非常に多く存在することが分かりました。エンジニアに向く思考性として、論理的思考力はとても重要です。だからこそ、業務経験・学習機会を通じてより論理的思考力を磨くことができ、多くの人がエンジニアへのジョブチェンジを叶えられる、そんな場所にクラフはなっていきたいと思っています。今後、業務はもちろん、学習機会もより一層充実させ、宮崎で働く人のキャリア形成に寄り添える企業となり、宮崎の発展へ寄与・貢献していきたいと考えています。
<アンケート調査結果>
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