宮崎発のセキュリティ企業、公益性高い企業として国際認証『B Corporation』を取得

本稿は、PRTIMESで配信された記事の転載です。

地方にてIT未経験者を採用・教育し約150名体制へ、多くのIT人材を輩出した実績を高く評価

宮崎発のサイバーセキュリティ企業である株式会社クラフ(本社:宮崎県宮崎市、代表取締役:藤崎 将嗣、以下クラフ)は2023年9月1日、社会や環境に配慮した公益性の高い企業に対する国際認証「B Corporation」に認証されました。セキュリティ企業の認証は、国内初となります。

 国際認証制度B Corporationとは

社会や環境に配慮した公益性の⾼い企業を認定する「B Corporation」

B Corporation(以下、B Corp)とは非営利団体B Lab(米国ペンシルバニア)が運営する国際的な認証制度で「社会や環境に配慮した公益性の高い企業」に与えられる認証です。認証に当たっては株主のみならず、従業員・顧客・取引先・地域社会・地球環境といったすべてのステークホルダーに対する Benefit(便益)を重視した経営とその実践が求められます。海外ではB Corp認証の有無が、消費者の選択基準に影響を与えるなど、高い関心が寄せられている国際認証です。

2023年9月1日 B Corp認証企業に

クラフは、2023年9月1日に総合評価93.8点を獲得し、国内セキュリティ企業としても、宮崎県内企業としても初めてのB Corp認証企業となりました。B Corp認証は、審査過程で、企業の社会的・環境的影響全体を包括的に測定し示す必要がありますが、IT企業は無形商材を取り扱う点からそれらの指標を示すことが難しい側面もありました。クラフが、今回の認証において特に高い評価を受けたのは、数多くの人材を地方都市である宮崎県内から育成、輩出し、IT未経験でもセキュリティ企業で活躍できることを証明している点です。

クラフ B Corpページはこちら

<認証基準>
ガバナンス、従業員、コミュニティ、環境、カスタマーの5つの分野で構成される200問を超える質問への回答、各分野における説明資料の提出、そして、B Labアナリストとの面談があります。面談では「企業活動がB Corpの理念と共にあるか」が問われます。これらのプロセスを経て、総合評価で80点以上を取得することが認証に必要です。

クラフが取り組む、重要テーマ 

社会の公器であるわたしたち企業の存在意義は、「社会をより良くするために取り組むこと」であると考えています。クラフが注力する2つの社会課題解決への取り組みを紹介します。

(1)1000人の雇用を、地方に創る‐地方創生‐

地方と呼ばれる宮崎では、限られた資源・環境の中で日々の暮らしを営んでいます。この地域に暮らす人々が、これからの日本社会で生き残り、安心して暮らすにはどうすればよいのか。宮崎に暮らす人々にとって、避けては通れない課題です。クラフは創業以来、数多くの人材を育成、輩出し、未経験者でもセキュリティ企業で活躍できることを証明してきました。現在、クラフに所属する約95%の社員がIT未経験で採用されています。その他にも、地方創生に関連するさまざまな取り組みを実施しています。詳細はブログをご覧ください。

(2)誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくる – S4プロジェクト –


S4(Smile for society, user, vendor, and you.)には豊かな社会を実現し、すべてのステークホルダーを笑顔にしたいという想いが込められています。その想いを軸に、社会課題である「セキュリティ上のサプライチェーンリスク」の解決に取り組んでいます。「誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくる」ことをミッションにセキュリティ管理システムS4を開発し、セキュリティに困っている中小企業や非営利団体の方々に無償で提供しています。S4プロジェクトの詳細はこちらをご覧ください。

今後の取り組みについて

すべてのステークホルダーに対する Benefit(便益)の実践と経営を重視するB Corpの一員となり、私たちの取り組みにおける社会的責任をより一層強く認識しています。今後は、B CorpのコミュニティであるB Hiveへの参加、自らが社会課題解決の一役を担う企業やユーザーとのコミュニケーションなどを通して、企業がより良い社会の実現に貢献する文化の熟成に取り組みます。また、クラフの取り組み(地方創生・S4)においても、より多くの企業や地域の人々に向けたアクションを実践し、すべてのステークホルダーを笑顔にすることを目指します。

代表取締役 藤崎将嗣のコメント

まだ道半ば、より大きな公益に貢献するために、引き続き社会課題の解決に邁進します。
地方にありながらも社会から高い価値として必要とされる存在となるべく、ビジネスの拡大と併せて、この地域社会へ公益を生むことを絶対として取り組んできたこれまでの活動が一旦の評価を得たと、大変嬉しく思っております。しかしながら道半ば、この認証をきっかけに更に規模ある成果を実現するべく邁進して参ります。

これまでの取り組み

以下は、これまでクラフが実践した具体的な取り組み内容です。

地方創生
地元宮崎に向けて実践した取り組みを一部ご紹介します。
1)加納中学校の皆さんに、講話をする機会をいただきました
  https://kraf.jp/blog/7721
2)クラフオフィスを会場に、宮崎県警主催の合同研修会を行いました
  https://kraf.jp/blog/7721
3)宮崎県警察本部の特定サイバー防犯ボランティアに委嘱されました
  https://kraf.jp/blog/7529
4)宮崎県の『働きやすい職場「ひなたの極」認証制度』に認定されました
  https://kraf.jp/blog/6635


S4プロジェクト
誰の手にもセキュリティがいきわたる社会をつくるために、実践した取り組みを一部ご紹介します。
文化の醸成
1)国際医療支援のジャパンハートに、セキュリティ・マネジメント・システム『S4』を提供
  https://s-4.jp/news/20230420
2)【セキュリティがいきわたる社会へ】S4の東南アジア展開をベトナム発でスタート
  https://s-4.jp/news/20230511

運営の維持
3)セキュリティ・マネジメント・システム『S4』のサービス約款を改定
  https://s-4.jp/news/20230518
4)『S4』無償プランの新規申込受付を再開しました
  https://s-4.jp/news/20230601

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