新たな学びを求めて、クラフに転職しました

2022年4月に入社し、現在は情報システムやS4プロジェクトの業務を担当している工藤さん。これまでもWeb業界でキャリアを積んできましたが、クラフへ転職した理由はどこにあったのでしょうか。

これまでのキャリアやクラフでの仕事について話を伺いました。

ーまずはクラフに入社するまでのキャリアから教えてください。もともとは東北のご出身と伺いましたが、宮崎へはどのような経緯で移住されたのでしょうか？

工藤：もともとは青森県の出身で、20歳で地元の高専を卒業後、東京のエンジニア会社に就職しました。入社後はさまざまな業務を経験させてもらったのですが、20代後半でEC-CUBE（ECサイトの構築システム）を扱う業務に関わる機会がありました。業務を通じてシステムに触れるうちに、「もっとEC-CUBEについて深く学びたい」と考えるようになりました。

知識を深める一環として、宮崎のIT系ベンチャー企業が運営するEC-CUBE関連のメディアサイトに登録していたのですが、タイミングよく同社からエンジニア募集のオファーをいただきました。自分にとって成長できるチャンスだと感じ転職したのが宮崎に移り住んだきっかけです。

同社でエンジニアとして10年、その後転職したシステム会社を含めれば10数年エンジニアとしてキャリアを積んだ段階で、「そろそろ新しい技術を学びたい」と考えるようになりました。スキルアップやキャリアアップにつながる転職先を探していたところ、クラフでのエンジニア募集を知り転職しました。

ー現在クラフではどのような業務を担当しているのですか？

工藤：現在は情報システムとして、社員のPC管理や不具合への対応、セットアップなどを担当しています。それと並行してS4プロジェクトの開発業務にも携わっています。

PCは200台弱を管理しており、今後も台数は増える予定です。クラフでは在宅ワークを積極的に導入していますが、在宅時の不具合に対応するのも私の仕事です。在宅の場合は直接画面を確認できずヒアリングで対処するため、対応がスムーズに進まない場面もありますが、社員が自宅でも安心して働けるように試行錯誤しながらサポート体制を整えています。

ー前職でのキャリアで生きている点や、現在の仕事のやりがいはいかがですか？

工藤：長年Web業界で働いてきたので、さまざまな場面でこれまでの経験が役に立っています。例えば、前職ではSlackのBotを開発していたのですが、その経験を生かしてクラフでは情報システムの自動化を実現できました。具体的にはSNSの認証確認を自動化する仕組みで、毎回面倒な入力作業をスキップできるため、作業が効率化できるようになりました。

やりがいの部分は、作業が効率化し生産性が上がる場面もそうですが、実際に社員から「手間がかからず助かった」と感謝の言葉を伝えられるとうれしいですね。誰かの役に立てていると感じる場面は大きなやりがいです。

ー先頃はSHIFT社が開催する検定プログラム「トップガン10」にも合格されたと聞きました。チャレンジした理由や挑戦された感想を教えてください。

工藤：トップガン10には2回目の受験で合格できました。自分は情報システムを担当しているため、社員が携わる診断業務について深く理解する機会がありませんでした。そこで診断や設計の勉強になるトップガン10に挑戦し、理解を深めたいと考えました。

1回目の受験では点数が伸びずなかなか苦労しました。ただ、繰り返し問題に取り組むうちに、ポイントや試験への取り組み方を理解できるようになり、2回目は自信を持って挑めました。合格者の社員にヒアリングをして、勉強の仕方や問題の解き方についてノウハウを還元してもらえたのも、合格の要因ですね。

ー最後にこれからの展望を聞かせてください。

工藤：これからも情報システムとして、社員の業務効率化や生産性の向上を後押ししていきたいと思っています。

それから、トップガン10の受験では合格者の社員からノウハウを学べたのがとても助けになりました。自分も新しく挑戦する社員にノウハウを還元して、助けになりたいと思います。

インタビューからは工藤さんの“知識欲”とも呼べる意欲の深さを感じました。絶えず新しい知識や技術を求め、挑戦する姿勢が彼のキャリアを切り拓いてきたといえます。

また、クラフでは近年、工藤さんを含めトップガン10の合格者を次々と輩出しています。背景には社員同士のノウハウの還元が大きな役割を果たしており、難関試験へ挑むために、自主的に勉強会や想定問題を作成するなど、互いが切磋琢磨する環境が生まれているといいます。

クラフのクレドには「ヒトの助けになろう」という言葉があります。トップガン10の例は、社員が誰かの助けとなり、組織全体の成果につながっている好例といえそうです。