頼まれごとは、試されごと │SHIFT グループ営業グループ グループ長 橋本 竜典氏 │後編
グループ従業員数1万人を超える株式会社SHIFT。品質保証事業を主軸に、日々、拡大・成長を遂げています。
グループの一員であるクラフでは、その成長に共鳴し、さらなるパワーアップを図るヒントにしようと、SHIFTグループで活躍されている方にお話を伺い、シリーズでお伝えしています。
今回は、グループ営業グループ グループ長(取材当時)の橋本氏にインタビュー。前編では、営業の視点からクラフのサービスの特長や 、今後の展望について伺いました。
後編では、4年間で2倍以上の案件に携わることとなった急成長中の組織を牽引する橋本氏の仕事における信念についてインタビューします。
ー仕事における信念を教えてください。
橋本(以下敬称略):「頼まれごとは 試されごと」
営業は、お客様からいろいろと頼まれごとをする場面がたくさんあります。案件の受注に直結しないからといって、お客様の依頼と真剣に向き合わないと、お客様との信頼関係が築けず、可能性を狭めてしまうと私自身は考えています。
お客様の期待に少しでも応えることや、自分が営業として、お客様に試されているという気持ちで接すること。そうすることでお客様の印象に残りやすく、この営業は信用しても良いなと思ってもらうことに繋がります。この積み重ねで、お客様との信頼関係が築けると思っていますし、日々実践しています。
この繰り返しで私自身の成長にも繋がりますし、お客様からの反響もある。今の自分があると思いますね。
ー日々の実践で得られたエピソードを教えてください。
橋本:お客様からすぐには案件のご依頼をいただけない場合でも、セキュリティ対策に関していろいろと質問を受けることがあります。
当時、私自身も勉強中ではありましたが、自ら情報収集しつつ、お客様へこまめに連絡し、サポートをしていました。
その後、一度は連絡が途絶えたものの、約半年後にお客様からご連絡いただき、受注へと繋がったケースがありました。
後になって「この営業だったら、フォローしてくれそうだと感じた」と嬉しいお言葉をいただいたので、こういった小さなことも、きちんと対応していくことが重要だなと改めて感じました。
お客様はもちろん、社内に対しても、自分は試されているという姿勢で、できるだけ相手の期待値を超える仕事をすることで次に繋がります。
特にキャリアを築くにあたり、最初は責任ある仕事をもらえないかもしれませんが、試されごとを1つ1つクリアしていくことで大きな仕事を任せてもらえるようになるはずです。
ー今、注力していることは。
橋本:セキュリティに対するお客様の意識は年々上がっていると感じています。
脆弱性診断の活用率も以前に比べると高まっていて、お客様発信でのご依頼をいただくことも多くなりました。
一方、ニーズの高まりとともに競合他社で同じようなサービス提供を行っている企業も増えてきているので、その中でいかにSHIFTグループのサービスの価値をアピールするか、営業として信頼関係を築けるかが課題ですね。
最近では、脆弱性診断だけでなくSOC監視事業、S4など、クラフをはじめグループ会社で提供できるセキュリティサービスの幅が急速に拡大してきました。
脆弱性診断を既に提供している既存のお客様に対しても、高まるセキュリティのニーズに応じて新たなサービスを提案しているところですし、実際にお客様も興味を持たれることが増えてきているように感じますね。
新たなサービスを提案する上でも、お客様の困りごとや分からないことに対して、「試されごと」と真摯に捉え、小さなことでも1つ1つ解決していく姿勢を大切にしています。
ーキャリアアップを強く望む人へメッセージをお願いします。
橋本:自分はこれがやりたいと定まっている人は、自分でその目標に対して突き進んでいけるものの、自分が今やっていることや、業務が自分に合っているのかなど、キャリアに悩みながら仕事をしている人も意外と多いかと思います。
そういう人こそ、今やっていることや任されていることに対して、自分は試されていると思って頑張ってみると、道が開けるのではないでしょうか。
頼まれごとは、試されごと。この積み重ねでお客様との信頼関係を構築し、グループ会社の成長にも大きく寄与してきた橋本氏。
お客様の期待値を超える、ともに仕事をする仲間からの期待値を超えることで、自身のキャリアを切り開いてきた力強さが伺えました。
クラフも、こうしてお客様の信頼のもといただいた案件に、期待値を超えるサービス提供でお返しし、セキュリティ企業No.1を目指して邁進して参ります。