突き抜けた得意分野を持ちたい │SHIFT通信ネットメディア事業部 │山鹿氏
グループ従業員数が約13,000人(2024年8月末時点)に達した株式会社SHIFT。品質保証事業を主軸に、日々拡大・成長を遂げています。
グループの一員であるクラフでは、その成長に共鳴し、さらなるパワーアップを図るヒントにしようと、SHIFTグループで活躍されている方にお話を伺い、シリーズでお伝えしています。
今回は、異業種から転職後、品質保証エンジニアやプリセールス、お客様への提案など多岐にわたる業務を経験しながらキャリアアップを重ねている通信ネットメディア事業部(取材当時)の山鹿氏にお話を伺いました。
ーこれまでのキャリアについて教えてください。
山鹿(以下敬称略):新卒で人材会社に入社し、営業の仕事をしていました。職種特化型の会社で、デザイナー、エンジニアといった専門性の高い仕事をしている人材と企業をマッチングさせるのが主な業務です。
人材と企業、双方にとって良い、最適解を見つけて会話をする必要があり、苦労はしましたが自身の成長に繋がった実感があります。
仕事を通じてエンジニアと会話をする機会も多く、エンジニアの方々が何を考えているか、社会にとってどれだけ必要とされているかを肌で感じていました。そこからIT業界に興味を持つようになりましたね。
また1人のインターネットユーザーとしてWebやアプリを利用する中で、使いにくい、ボタンが押せない、すぐに落ちてしまうといった不具合によるストレスも感じていたので、品質保証を事業としていたSHIFT社に惹かれました。
2021年3月に入社後は、アジャイル開発部に配属。前職での営業キャリアも活かし、お客様への提案を行うプリセールスの業務を担ったり、品質保証エンジニアとして案件に携わったりと多岐にわたる業務を経験しました。
ー現在(取材当時)の仕事についてお聞かせください。
山鹿:通信ネットメディア事業部の中で、私はメディアグループに所属しています。主に放送局、広告、出版、印刷、VODを手がけるお客様に向けて最適なサービスを提案し、受注をいただく。プロジェクトが立ち上がったら進捗管理を行いつつ、お客様との関係構築をし、次の受注にも繋げていくことをミッションとしています。
新聞、出版などはアナログなメディアのイメージがあるかもしれませんが、デジタル版が急速に普及しています。印刷においても、Webソリューションを持ち始めているお客様が増えていて、そうしたサービスを品質保証でアシストしています。事業拡大に貢献できる可能性があり、とてもやりがいがありますね。
ー日々模索していることや、これまでのキャリアが活きた経験は?
山鹿:SHIFT社の特徴の1つが標準化です。誰でも高い品質で業務ができるよう、あらかじめ決められた観点に沿って業務を進めていくという仕組みが確立されています。一方で、お客様のご要望にきめ細かに対応するには、新たな選択肢が必要な場合もありますし、正解がないこともあります。
SHIFT社は幅広いサービスを扱っていて、対象とする領域も広い。お客様の業界も多岐にわたるため業界に対する勉強をすることも欠かせません。現在(取材当時)は、業界の知見を持ったうえで営業担当者と一緒にお客様先に提案に伺う業務を担っていますが、業界によって文化・歴史・トレンドが異なります。すべてのお客様に同じ提案をしていては信頼も得られないので、どれだけお客様の業界を理解して最適な提案ができるか、日々模索しています。
私自身、お客様の声と、入社以来現場で積んできた経験とどちらも併せ持っていることが強みだと考えています。現場でできることをどうアレンジしながらお客様のご要望に応えていくか。人材と企業の最適解を目指して調整力を身につけた前職のキャリアも活きていますね。
ー仕事をする上で大切にしていることは何でしょうか。
山鹿:同業他社もある中で「選ばれる」存在になる必要があります。SHIFT社には、長くその業界にいて会社の社長や執行役員を経験してきたハイキャリア人材が多くいます。
私自身は、担当しているメディア業界についてもまだ勉強中ではありますが、こうしたハイキャリア人材の人脈や知識の広さ・深さは自身のキャリアアップへの励みにもなりますし、人との繋がりを維持し、信頼関係を築くことの大切さを学んでいます。
また、時代の流れに逆行する考え方かもしれませんが、私は「会いに行く」ことも大切にしています。
オンラインで会話ができる時代になり、私自身もオンラインでの会議が大半を占めていたこともありましたが、実際に会った時の方が圧倒的に印象に残ることをこれまでの経験から学びました。SHIFTグループのサービスを選んでもらうことはもちろん、「山鹿さんだから安心して任せられる」とお客様から言われる存在になりたいですね。
信頼関係を築く上で、日頃の地道な取り組みももちろん大切だと考えています。連絡をいただいたらすぐに返信をする、出席した会議で積極的に議事をとるなど、できることをひたすら泥臭く続けていきたいです。
ー今後の目標は。
山鹿:まずは業界の知識や提案力を最低限身につけることがマストだと考えています。その上で突き抜けた得意分野を持ちたいです。
「この分野においては〇〇さんの右に出る人はいない」と言われる存在がSHIFT社内には多くいます。そのような人材になりたいですね。
また、自身の成長のためには、客観的に自己評価をすることも欠かせません。「ダニングクルーガー効果」というのを耳にしたことがありますが、未熟な人ほど高く自分を見積もってしまう認知バイアスにかからないよう、自身の力を冷静に分析し、より高みを目指していきたいです。
現場での経験を活かしながら、お客様のご要望にどう応えていくか。日々模索する山鹿氏の今を伺いました。
SHIFT社には、各業界での長いキャリアや幅広い人脈・知見を持つ人材が多く在籍しています。一方で、異業種での経験を活かしながら、急速にキャリアアップを果たし活躍している方も。
グループの一員であるクラフでも、キャリア人材の知見を組織・社会に還元し、若い牽引力をエネルギーに変えながら一層の飛躍を図って参ります。