管理者ではなく、スペシャリストを目指す道もクラフにはある
2019年に入社し、ディレクターとして2年半目(インタビュー時)を迎える三宅さんは、リモートワークが導入されたことで企業の生産性が向上し、メンバーとのコミュニケーションも深まったと話します。
リモートワークの導入は、業務の進行やコミュニケーションの面で課題を抱えている企業も多いですが、クラフではそうした影響は少なかったといいます。
その背景にはどんな理由があるのか、お話を伺いました。
ーまずは、クラフに入社した動機から聞かせてください。
三宅:自分は入社前に、インタークロスでの職業訓練に取り組んでいたのですが、その中でもコーディングの分野に強く興味を持っていました。同時に、日々のニュースで見聞きするセキュリティ人材の枯渇といった情報にも、アンテナを伸ばしていました。
クラフの求人を見つけたのは丁度そのタイミングで、応募を決意しました。
ー実際にクラフでの仕事の印象はいかがでしたか?
三宅:セキュリティを扱う業務なので、何よりも正確性が求められる仕事だな、という印象が強かったですね。
それから、シフトセキュリティをはじめ、関係するグループ会社とのやり取りも発生するため、納期や日程をきちんと守っていくためのコミュニケーション方法を工夫することも重要だと感じました。レスポンスでのロスを少なくするため、どのような伝達方法が最適なのか、日々工夫しながら取り組んでいます。
クラフでは国内の有名サイトやシステムの診断に取り組むケースも少なくありません。宮崎で暮らしながら、国内トップレベルの仕事に携わることができる環境は学びが多いですし、やりがいを感じています。
ー新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、クラフではいち早くリモートワークを導入しましたが、働いてみた印象はいかがでしたか?
三宅:もともとクラフではスラックなどのツールを利用して、チャットベースで仕事を進める体制が整っていました。必要なときにだけ直接会話をしてコミュニケーションをするという環境だったので、リモートワークへの抵抗を感じることはありませんでした。
自分の場合は、在宅でできる利点を活かして、専用のスタンディングデスクを用意するなど、仕事を環境を整える楽しみも生まれましたね。そういった意味では、自分が好きに行動できる範囲が広がったと感じています。
ークラフでは業務情報を共有するためにDOCBASEを利用しているそうですね。
三宅:はい。スラックなどのチャットツールは利便性が高いのですが、情報を整理し共有するという点では不向きな面がありました。DOCBASEなら、誰でもメモを作成して、共有や編集を行うことができます。情報を体系立て閲覧できるので、複数人で案件を進める際には、とても便利ですね。
ーリモートワークに合わせてさまざまなツールを活用することで、業務が最適化されている部分もあるのではないですか?
三宅:おっしゃる通りで、リモートワークになったからこそ、従来よりもツールを活用する機会が増え、ワークフローが最適化されているケースも多いですね。実際リモートワークにシフトしてから生産性が上がったという場面も増えています。
また、リモートワークにシフトしたことで、メンバー同士のコミュニケーションが不足するのでは?という懸念もあったのですが、実際はスラック内に共通の趣味を持ったメンバーが集まるグループができるなど、以前より交流が増えたりしています。
不安や制約が多い社会情勢ですが、ツールを上手に活用することで、新しい価値や働き方を見つけることができるのは貴重な気付きになりました。
ーでは、これからクラフで働きたいと考えている求職者に、どんなアドバイスを送りたいですか?
三宅:冒頭でもお話しましたが、セキュリティを扱う仕事では正確性が求めらえます。やるべきことをしっかりこなし、伝えるべきことをしっかり伝える。私情を挟まないという点は、必要な資質といえると思います。
しっかりコツコツと仕事をクリアしていくことが好きな人には、クラフでの仕事はとても向いているのではないでしょうか。
ー最後に、今後の展望をお聞かせください。
三宅:クラフには、さまざまなキャリアが用意されていますが、自分は管理者としてでなく、エンジニアとしてスペシャリストを目指したいと思っています。その目標に向けて、個人的に資格取得の勉強を続けています。
マネージャーという役割だけでなく、スペシャリストを目指す道があるというクラフの環境で、しっかりスキルを磨いていきたいですね。
三宅さんのお話の中で、リモートワークになったからこそツールを活用することで生産性がアップした、という部分は非常に興味深いポイントでした。
ともすればコロナ禍の社会は閉塞感を抱いてしまいがちですが、働き方が劇的に変化したからこそ見えてくる価値観や発見は確かにあります。三宅さんからはその点をポジティブに捉え、自らのスキルアップに活かしていこうという姿勢が伺えました。
また、業務においても、これまで見えなかった改善点や課題をクリアできるという意味では、企業にとって大きなターニングポイントになるといえそうです。