IT・DX業界の急成長牽引には、キャリアアップの速さが重要│SHIFT アカウントビジネス推進本部 本部長 髙松宗剛氏│後編

グループ従業員数1万人を超える株式会社SHIFT。品質保証事業を主軸に、日々、拡大・成長を遂げています。

 グループの一員であるクラフでは、その成長に共鳴し、さらなるパワーアップを図るヒントにしようと、SHIFTグループで活躍されている方にお話を伺い、シリーズでお伝えしています。 今回は、アカウントビジネス推進本部 本部長(取材当時)である、髙松宗剛氏にインタビュー。

前編では、日々めまぐるしく変化するIT業界において、お客様の課題をどう解決し、急成長を遂げてきたのか。SHIFT社の組織作りの特長や今後について伺いました。 後編では、組織を牽引する髙松氏の仕事における信念や、キャリアアップを強く願う私たちが今すべきことについてインタビューします。 

※SHIFT社の組織体制、役職については取材時のものです 

ー急成長を遂げるSHIFT社で、さらなる飛躍へと組織を牽引する立場の髙松さん。仕事における信念を教えてください。 

髙松(以下敬称略):「速さ」、これに尽きます。困っている時はすぐに助けてほしい。このお客様の気持ちは誰もが想像できることだと思います。一方で、企業規模にもよりますが、承認プロセスを経てお客様の課題解決に踏み出そうとすると、1週間、2週間かかることも珍しくありません。こうしている間にもお客様の課題感は高まる一方ですし、フラストレーションもたまっていきます。 

SHIFT社では、スピード感を持ってお客様の課題解決にあたることを非常に大切にしています。1週間以内、早ければ2日でお客様にサービスを提案できることも多々あります。 

ーグループ従業員数1万人を超える規模のSHIFT社において、この速さを可能にしているものは何でしょうか。 

髙松:まず、他社と比較すると承認プロセスが少ないところが特徴です。お客様と普段からコミュニケーションを取って業務や課題に深い理解がある個々の担当者の裁量を増やすことで、スピード感はもちろん自発性を高めることにも繋がります。このように組織づくりにおいても多くの工夫がされていますね。 

先に述べたように、業界最前線で活躍されている知識・経験豊富な人材が多く揃っていることも、スピード感を持った顧客対応への大きな機動力になっています。 

また、分からないことはすぐに質問する。仕事を選り好みせずとにかく挑戦してみる。このようなSHIFT社ならではの文化も「速さ」に大きく寄与しているのではないでしょうか。 

お客様の課題に対してすぐに提案・実行し、改善点を見つけ出して次のアクションをとる。このサイクルを高速で回していくことの繰り返しで今のSHIFT社があると思います。 

ー成長を続けるIT・セキュリティ業界、また急成長を遂げるSHIFTグループをリードする存在になるべくキャリアアップを図っている皆さんへメッセージをお願いします。 

髙松:まずは「何でもやってみる」ことですね。キャリアを築いていく上で、同じチャンスが何度も訪れるとは限りません。1度のチャンスを逃すことで全部を逃してしまうこともあります。 

一方、SHIFT社においては居住地、性別、年収に関わらず皆にチャンスがあります。その中で、いかに挑戦して失敗して、自分の糧にしていくか。経験を重ねていくことで、気付けばできることが増え、より上のポジションを任されるキャリアを築き、キャリアアップに繋がっていきます。 

また、先の話の通り、成長速度をさらに高めるポイントとして、自分の中にためこまず、分からないことはすぐに聞く姿勢も大切です。時代とともに「先輩の仕事を見て覚える」「自分で調べてから聞くべき」といった社会の風潮は薄れてきているように感じます。特にSHIFT社では、質問をすることを嫌がるのではなく、きちんと教えてくれる文化が醸成されています。 

失敗を恐れず、分からないことははっきり「分からない」と伝え、改善速度を高めていく。可能性を狭めることなく、来たチャンスに全力を尽くす。繰り返しますが、全ては「速さ」です。こうして現場でどれだけ経験を積んだかが、その後のキャリアに大きく影響を与えると私は思います。 

インタビュー時にはアカウントビジネス推進本部の部長として組織を牽引していた髙松氏。ドラスティックに組織改編を繰り返しながら、お客様の多様なニーズに一層のスピード感と深さで応えられる強い組織力を築き、急成長を遂げてきたSHIFT社。 

その成長を牽引する髙松氏の言葉からは、1つ1つの経験・挑戦を自らのキャリアとして何よりも「速く」積み重ねてきた力強さを感じました。 

グループの一員として一層の事業成長・拡大を図るクラフも、「速さ」を大切に、巡ってくるチャンスをしっかりと糧にして社員一人ひとりのキャリアアップ、会社全体の規模あるパワーアップを図って参ります。