社会をより良くしていくサービスをお客様と創り上げていく│SHIFT 流通物流事業部 部長 櫻井 優氏 │ 前編
各地に拠点・グループ会社を持ち、グループ従業員数は約13,000人規模(2024年8月末時点)となった東証プライム上場企業の株式会社SHIFT。
クラフもSHIFTグループの一員です。 SHIFT社はソフトウェアテスト事業を軸に開発事業、コンサルティング事業など多岐にわたるサービスを展開。日々拡大・成長を遂げています。
クラフでは、SHIFTグループで活躍されている皆様へインタビューし、シリーズでお伝えしています。今回は、私たちの生活に密着した幅広い業界を担う1,000人規模の組織を牽引する流通物流事業部 部長(取材当時)の櫻井 優氏にお話を伺いました。
ーこれまでのキャリアを教えてください。
櫻井(以下敬称略):前職は独立系のIT企業で、SEをしていました。業界としては通信キャリアやメガバンクを担当していました。
プライムベンダーとしてより大規模なプロジェクトやマネジメントに携わりたい、さらなるキャリアアップを図りたいという想いでSHIFT社への入社を決めました。
2016年11月に入社した時、ちょうどSHIFT社はエンタープライズ領域に品質保証のビジネスを拡げようと部門の立ち上げをしていた頃でした。そこで初めは金融の部署に配属され、経験のある銀行のプロジェクトなどに携わることになりました。
その後、2019年に流通部門に異動し、小売り、アパレルのお客様を担当します。キャリア・ポジションにおいてもチャレンジの機会をいただき、担当する業界も拡大。経験してきた金融・通信キャリアの業界から、ここで大きなキャリアチェンジとなりましたね。
ー現在(取材当時)の仕事内容について教えてください。
櫻井:流通物流事業部の部長として組織を率いています。
ドラスティックな組織改編を続けながら成長しているSHIFT社ですが、私自身も、もともとはエネルギー・インフラ・モビリティ(車)・流通・ヘルスケア・医療・通信など多岐にわたる業界へソフトウェアテストやプロジェクト管理といったサービスを提供する部署を束ねていました。
ビジネスパートナーとして働く皆さんも含めると約1,300名の大規模な組織となっていたことや、SHIFT社の全サービスを通じてより深くお客様のニーズにコミットしていく目的などから産業別に再編し、現在は流通物流を主に担う部署を率いています。
品質保証サービスを主軸として高い専門性でお客様のニーズに応えていくことはもちろん、社内でも、必要に応じて別のサービスを提供するチームとの連携や技術チームとの連携もよりスムーズにしていくことをミッションとしています。
ー流通物流事業部では、具体的にどのようなサービスを提供しているのですか。
櫻井:業界それぞれにおいてお客様のニーズや扱っているプロダクトは様々ですが、SHIFT社の主軸であるソフトウェアテストにおいては、BtoCの事業を展開するお客様から必要とされる場面が非常に多いです。
例えば流通・小売りの領域ですと、ECにおける品質保証をSHIFT社に全てお任せいただくイメージです。倉庫で在庫管理を行うシステム、販売に活用しているECサイト、梱包・発送を管理するシステムに至るまで、幅広いサービスを経由して消費者の手元に商品が届きますよね。競合が多いこともあり、より便利なサービスを追求してDX化が急速に進んでいて、私たちは品質保証という形でアシストをしています。実際に倉庫などの現場に行き、テストをすることもあるので、全国各地への出張も多いのが特徴です。
一方、エネルギーや生活インフラ・社会インフラにおいては、DXが進みづらい業界の特色があります。こうした中でも電力自由化など世の中の動きに合わせて消費者に求められるサービスへ進化を遂げていく必要がありますし、人材不足の現代においてはアナログで行っていた検針を自動化するなどの変革も必要となってくる。ここでも、やはり品質保証は欠かせません。
ー私たちの生活に密着したサービスに関わる案件も多いのですね。また、今まさに社会が変わっていくところで、様々な業界のDX化を品質保証でアシストするやりがいのある仕事だと感じました。
櫻井:そうですね。お客様と協働してこれから世の中に出ていく、社会をより良くしていくサービスを一緒に創り上げていくところにやりがいがあります。
また関わったサービスがローンチしてニュースとして取り上げられたり、利用者として実際に触れたりすることで社会をより良くすることに貢献している実感が湧き、喜びに繋がりますね。
そのためには、決まりきったサービスを提供するだけでなく、いかにお客様の要望に沿って今あるサービスをアレンジして提案できるかが大事です。寄り添う姿勢、ホスピタリティがSHIFT社の強みですし、社会をより良くする力になる。これは組織を率いる上で常に意識していることですし、部署内でもよく共有しています。
SHIFT社は、有形の商材ではなく人が創り出している無形商材をお客様に提供しています。人と人が繋がって良い仕事ができる、結果としてお客様の満足度が高まる。SI企業はほとんどそうだと思いますが、1人1人にフォーカスする視点は大切にしています。内部でのストレスをできる限り減らし、お客様先やプロジェクトで最大のパフォーマンスを発揮できるよう意識していますね。
めまぐるしく社会が変化する中で、生活に根ざしたサービスを広く手がける流通物流事業部。
お客様と協働してこれから世の中に出ていく、社会をより良くしていくサービスを一緒に創り上げていくところにやりがいがある。また、ニュースとして、消費者として関わったサービスに触れることで社会をより良くしている実感も湧くと語る櫻井氏。その姿からは、プライムベンダーとして日々大規模なプロジェクトに関わっている躍動感・勢いを感じました。
1,000人規模の組織が最大の成果をあげられるようリーダーとして日々奮闘中の櫻井氏に、後編記事では仕事における信念を伺いました。