クラフらしい働き方、満足感を|Talk 後編|株式会社インタークロス小川氏
Talk ep.シリーズ第4弾の前編では、クラフ(代表取締役:藤崎将嗣氏)とインタークロス(代表取締役:小川智矢氏)の両社に共通するキーワードとして「宮崎における雇用創出」をテーマに対談が展開されました。
後編となる今回は、クラフの採用活動について、求人全般を専門に扱うインタークロスからはどう見えているのか?という切り口で対談がスタートしました(以下敬称略)。
藤崎:クラフの採用活動について、インタークロスから見て感じる点はありますか?
小川:いまのクラフのアプローチは、とても理にかなっていると思います。
企業の知名度に引かれて応募者が集まるのは当たり前のことですが、クラフのように地場企業としてゼロからスタートしてこれだけの人数が集まるというケースは、1つの成功事例と呼べるのではないでしょうか。
アプローチの仕方に分かりやすさがありますね。
藤崎:ありがとうございます。
分かりやすさという言葉がありましたが、クラフの「安心を提供する会社で在り続ける」という企業理念、サイバーセキュリティという仕事内容、「年齢給」という制度など、ストーリーとして上手くまとまっていたと考えています。
そうした部分が、入口の部分(求人応募)で一定の評価はされたのかもしれません。
小川:これから考えていくべきは、内側の満足度をいかに高めるかだと思っています。「定着のマネジメント」の部分ですね。給与や福利厚生面がいくら充実していても、実際に働く人が満足感や幸福感を感じていなければ、企業に定着してくれません。
私も含めて企業はついつい見えやすい部分(給与やメディア露出など)を意識しがちなのですが、働く環境や満足度など内側の部分がもたらす影響はとても大きいと感じています。
たしかに給与が魅力的なことに越したことはないのですが、リファラル採用(社員に人材を紹介してもらう採用方法)などでは、あまりに高すぎる紹介料を提示すると、むしろ紹介率が下がるというデータがあります。身の丈以上の給与には、むしろプレッシャーを感じてしまうようです。
反対に、採用後の条件である内側の満足度が高まっていけば、結果として外側の採用力にもプラスに働いていきます。その意味では、クラフが目指す「安心を提供する会社で在り続ける」という理念を体現していくことは戦略としても優れていると思います。
そういった取り組みを言語化・数値化することができれば、おのずと訴求効果も高まっていくのではないでしょうか。
藤崎:たしかに「定着のマネジメント」は重要ですね。
クラフでもこれまで多くの方を採用してきましたが、それぞれが思い描く「安心」の価値観はとても多様だなと、毎回気付かされます。
例えば、ずっとながく心穏やかに働きたいという方もいらっしゃれば、よりキャリアアップを目指したいという方もいらっしゃり、「安心」の意味合いもそれぞれ違ってくる。
これはどちらが正解というものではなく、どちらも尊重したい非常に強い想いがあります。
クラフとしては、宮崎という地域の特性や人柄をうまく捉え、適材適所でより活躍できる機会を提供できるマネジメントを目指しています。
具体的には、内部の人事評価から、グループ企業(都市圏)への転籍制度、今後はエンジニアとなるためのキャリア形成の制度化も検討しています。
社内外へどれだけ安心を提供できるかで、そのぶんの大きさ長さで安心を享受できる、まずはそこを充実させることで、内側の満足度を高めることに繋げていきたいですね。
ーキーワードとして定着という言葉が出てきましたが、お二方は「定着率」という言葉をどう捉えていますか?
藤崎:定着率は、やや評価が難しい指標だなと思いましたが、そのあたり小川さんいかがですか?
小川:そうですね、一概に定着率という数字にだけ注目するのは、危うさがあると思っています。
定着率はたしかに分かりやすい指標なのでついつい目を向けがちですが、個人がキャリアアップを目指して転職をする場合も離職率にカウントされてしまいます。先ほど私が「定着のマネジメント」という言葉をあえて使ったのはそのためで、全員が辞めないことが幸せな組織だということはないと思います。
ただ、会社に残って活躍し続けたいという内発的な動機を醸成していけるよう、企業は環境整備を含めてさまざまな工夫をしていくことが求められるのだとは思います。
またそうした取り組みが、自然と外部に伝わるようなアプローチをしていくことも大切なポイントですね。
藤崎:集中すべきは、頑張りたい人が頑張っていける環境をつくることであり、そうした取り組みをしっかり外に発信していくことが求められるのですね。
クラフではいま、新しいオフィスへの移転計画を進めており、とても魅力的なものにできると自負しています。ぜひこの環境で、多くのメンバーと社会へ安心を提供し続けるというミッションに挑んでいきたいと思っています。
今回の対談では、同じ宮崎の地で奮闘する両氏が抱く強い宮崎愛と、雇用創出におけるキーポイントを伺いました。
働く人の満足度が高まることで、外への波及効果が生まれる。現在求人を探している人にとっても、内部の環境が伺えることは、より良い職場を探すための貴重な判断材料となります。
クラフでは明確な定量目標、定性目標を備えた評価軸、正社員登用制度や年齢給、都市圏転籍制度など、心穏やかに長く働きたい方へ、キャリアアップを目指したい方へも、 働きやすい充実した制度設計に力を入れています。
「安心して働き続けられる職場を探している」「働きやすい環境でトライしたい」という方は、ぜひ一度クラフの採用情報をご覧ください。